2008年5月8日木曜日

あなたの個人情報は大丈夫?香港のHSBCでサーバー紛失!?

あなたの個人情報は大丈夫?香港のHSBCでサーバー紛失!?

香港のHSBCでサーバー紛失!?15,900人分のデータ流出

サーバーをなくしてしまいました…って


香港最大の金融グループHSBC(香港上海銀行)で先月、なんと顧客データの入ったサーバが紛失。
15,900人分のデータが流出しちゃったらしいのです。

さーばーのふんしつ?

サーバーといえばパソコンの親分みたいなもの。
特に銀行が使うものだから、フツーの家庭で使うようなパソコンとはちょと違う。
格納データが保全できるように冷却ファンがいっぱいついていたり、無停電電源装置で停電に備えたり、ハードディスクを連装にしたりと、そこそこのサイズがあると思われます。

そのサーバーが紛失・・・
しかも天下のHSBCから・・・

一体全体どーゆーことなのでしょうか?

サーバー紛失はHSBC観塘支店(Kwun Tong Branch)

問題のHSBCサーバー紛失事件が起こったのは、2008年4月26日。
場所はHSBC観塘支店(Kwun Tong Branch)。
そういえば、開源道(Hoi Yuen Road)をちょっと進んだところの角に、HSBCありまよね。
あそこかぁー。

大きな地図で見る
観塘といえば、電子機器、アパレル、製造、貿易と、日系企業も結構あります。
HSBCに口座ありません?大丈夫ですか?
新聞によりますと、とにかくHSBCの観塘支店からサーバーがなくなっちゃったということで、原因はまったく不明。
サーバーが消えてなくなるっていうのは常識ではちょっと考えにくい。
例えば観塘にHSBCのデータセンターなどがあって、各支店のバックアップ用サーバーが集められていていた。
そこで作業中の業者さんが間違えて観塘支店のサーバを破棄してしまったとか?
いずれにしても状況や原因が不明なのですが、「観塘支店から無くなった」のではなくて、データセンターなどから「観塘支店分のサーバが無くなった」ってことじゃないかなぁ・・・
普通の状況でサーバがなくなりましたって、あり得ないからねぇ。。。
もし、そうであれば「データの流出」じゃなくて、「データの損失」ってことになりますね。
そっちのほうが、まだましだろうなぁ。
観塘支店のデータだけのようですが、それでも15,900件の顧客データが含まれているとのこと。
そのデータには口座番号、顧客名、取引記録が含まれている。
但し、PIN(暗証番号)やパスワード、ユーザIDは含まれていなかったらしい(本当かなぁ・・・)。
問題とされているのは、サーバー機が紛失したことに関して、Hong Kong Monetary Authority(HKMA、香港金融管理局)が事件を公開するまでに6日間も掛かったということ、それから一般顧客には連絡されていないということ。
どこの国でも同じなんだなぁ・・・という印象は否めないのですが、HSBCだってHKMAだって「銀行からサーバーが無くなってしまいました」と発表するには相当な勇気が要りますよね。
事実、国民への影響を考えて公表が遅れたってHKMAも言っているようですし。
いずれにしても、HSBC観塘支店に口座を持っている人、会社にとってみれば、たまったもんじゃないですね。
今回のHSBCの問題は、出張中に持ち歩いていたパソコンを紛失したとか、USBのメモリスティックを落としちゃったとか、そういった類のデータ紛失とは性質がまったく異ります。
銀行外に持ち出されるはずのないサーバが、銀行の中から消えてしまったのでは、あまりにもずさんな管理としか言い様が無いですよね。
まさか、サーバーが無くなるとは・・・
きっとHSBCの行員もそう思ったことでしょう。
観塘支店に口座をお持ちの方は、下記ホットラインで詳細が確認できるようです。
HSBC 2748-3322
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