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香港赴任が決まった、更新を機に引越し。さあ住まいはどうする?
香港への着任が決まったら、最初にやることはフラット探し。
でも、はなまる香港生活でもお伝えしているように、香港は世界一賃料が高い都市ですよ。
香港に来てから短期間で探して、いい物件が見つかりますか。
実際には現地に来てみないと物件探しはできません。しかし、香港に住んでいる日本人はどのへんの地域に住んでいるのかとか、どのあたりのマンションが人気なのかとか、それから・・・一番大切なのは賃料ですね。
こういった情報、特に市場価格を知るということは大切ですよ。
はなまる夫婦は香港に住んでいるときは何回か引越しをしましたが、引越し前には必ずインターネットを使って、ローカルの不動産業者が扱う物件と賃料を調べました。
そこで大まかな情報を入手してから、その物件の近くの不動産業者に足を運んで物件を紹介してもらう。
事前に情報をインプットしていますから、紹介された物件の価格や条件がインターネットの情報を大きく違っていたら、そのポイントを業者に確認すればよいわけです。
そうすれば物件探しの時間が短くて済みます。
香港でフラットを借りるための契約基礎知識
香港のフラットを借りるときは、2ヶ月分のデポジット(預け金)と1か月分の前家賃の合計3ヵ月分の費用が入居時に必要になります。
仲介してくれた不動産業者には、1ヵ月分の賃料の50%を仲介手数料として支払います。
従って、入居時に必要な費用は賃料の3.5ヵ月分。
その他の契約関連費用としては、スタンプデューティー(Stamp Duty:香港政府に納付する印紙税)がHK$数百かかりますね。
さて、デポジットは日本とちょっと考え方が違います。
要するに日本で言うところの礼金・敷金のことなんですけど、どちらかといえば敷金。礼金ではありません。
香港ではこの2ヵ月分のデポジットはフラットを出るときに返金されます。
日本のように原状復帰のための内装費用○○円を差し引いて、ということはほとんどないです。
もちろん、内装がボロボロになってしまった・・・という場合は除きます。
一般的に表示されている賃料には、マンションの共益費・管理費(Management Fee)や香港政府に納付する税金(Government Tax)が含まれていますから、その賃料以外に別の費用が発生するということはほとんどありません。(All Inclusive)
ただ、賃料に共益費・管理費、税金が含まれているかどうかは物件によって違うと思いますから、必ず確認してくださいね。
家主(ランドロード)との契約は、会社契約でも個人契約でもどちらでも可能。
香港でフラットを借りるときには保証人は不要ですから、ランドロードは会社契約にすることを好むようです。
契約期間は通常2年間。この場合、2年間は解約できません。
途中解約はペナルティーが発生します。途中解約のペナルティーは、契約期間の賃料は契約通りに払い続けなくてはいけないというのが一般的です。
契約期間は交渉により、最初の1年間は固定、2年目からは自由契約というやり方もあります。
この場合、最初の1年間は解約ができませんが、2年目以降からは1ヶ月前通知をすることでいつでも解約ができます。
契約に必要な書類は大してありません。
フラットの契約って、こんなんで良いの?というくらい契約は簡単に終わっちゃいます。
必要書類は、法人契約の場合は会社のBusiness Registration(通称BR。会社登記簿のようなもの)、個人契約の場合は香港IDが必要です。
契約は、仮契約書の締結と、1ヵ月分なりのデポジットを支払っておしまい。
これでフラットを押さえておきます。
それから本契約になるのが一般的です。
仮契約締結後に何らかの理由で本契約をしない(契約不履行)場合ですが、借りる側(テナント)の理由で本契約にいたらなかった場合は、デポジットの没収になります。
貸す側(ランドロード)の理由の場合は、入れたデポジットの倍返しになるようです。
香港のフラットは家具・電化製品付がフツウ
香港に来てあれやこれやと大物家電や家具を買い揃えるということはほとんどないと思います。
香港のフラットには、ランドロード所有の家具と家電製品を揃えてありますから。
準備されている家具・電化製品は、フラットによって新品のこともありますし、前の住人が使っていたものもあります。
ランドロードが内装工事を入れて、壁、床、バスルーム、キッチンなどなど真新しくなっている状態のフラットで、家具・電化製品も全部入れ替え直後だと理想的なパターンですよね。
困るのが、余計な家具が置いてあること。
例えば、セカンドベッドルームの子供用のベッドが要らないなど。
家具、電化製品に過不足があるときには、不動産業者に話をしてランドロードと交渉してもらうようにします。
経験上、常識的な範囲の依頼であれば、たいてい通ります。
あまり無理な要求をすると、賃料を吊り上げられますので要求はほどほどに。
賃料交渉、最高HK$2,000は無理かな?
不動産業者が示す賃料はアスキングプライス(Asking Price)といって、あくまでもランドロードの希望価格です。
鵜呑みにして、その価格で借りちゃいけませんよ。
実際にフラットを見て、家具・電化製品の過不足や諸条件の交渉をしながら賃料が決まるのですが、HK$1,000の値下げを最終目標にするとよいと思います。
となると、最初はHK$1,500くらいはディスカウントしてもらえるように不動産業者に話をしましょう。
いきなりHK$2,000値下げしてっていうのは・・・どうかなぁ。
・・・・・。
わかんない。
不動産業者と話をしてみてください。
フラットを決めるときの注目ポイント
はなまる夫婦の経験では、注目するポイントは2点。
1つめは騒音。
例えば同じフロアーでピアノ、バイオリンなどを習っている子供がいると、平気で夜の10時、11時まで練習していることがあります。
これは堪らない。
それから上下左右のフラットから聞こえるクーラー(の室外機)や換気扇などの音。
こういう生活音って毎日毎日聞いていると気が狂いそうにイライラしてきますから、事前チェックは必要です。
不動産業者に聞いて同じフロアー、上下のフラットの状況も確認しておくと良いでしょう。
2つめは湿気。
例えば20年前後の比較的に築年数が経っているマンションだとあまり湿気の話は聞かないのですが、築年数10年以下のマンションだと湿気が凄いという話。
本当かどうかはわかりませんが、湿度が高いから新しいマンションは、まだコンクリートが乾いていないんだ、と話していた人がいます。
ただでさえ湿度が70%だの90%の香港ですから、まんざら嘘でもないようにも思える。
バスルームはもちろんのこと、リビング・ダイニングもカビが生えてきます。
壁に付いている家具の裏側がカビだらけになるくらい。
家具付のフラットだったら裏側のカビもチェックしてみてくださいね。
インターネットで物件探し・Go Homeにゴー
インターネット上にある香港の不動産物件情報で一番充実しているのは、恐らく「Go Home」だと思います。
日本のアパートマンション情報みたいなものですよ。
この Go Homeで、希望の地区、サイズ(sf.)、部屋数、そして賃料を選択して物件を検索します。
Go Homeは英語か廣東語ですけど、確認しなくてはいけないのは、マンション名と広さ、サイズ、それから扱っている不動産業者の名前と連絡先くらいですから、ほとんど数字。
英語や廣東語を読み込まなくてはいけないという苦痛は特にないと思います。
重要なのは賃料ですよ、賃料。
同じマンションでも内装のグレードによって賃料が大きく違いますが、そのマンションが大体どれくらいの賃料なのかを把握しておくことがとても重要だと思います。
特に香港に初めて事務所を開設するという場合、前任者から賃料の相場を聞くことができないし、香港に住んでいる場合でも、そのマンションに住んでいる知り合いがいないと賃料相場はわからないし。
不動産業者を信用してないわけじゃなけど、賃料HK$○○です、っていわれて、はいそうですか、って言えるような安い金額じゃないですからね。
興味のある方は、Go Homeで物件のアタリをつけてみてはいかがでしょうか。
※補足
はなまる夫婦(妻)にも聞かれましたが、日本人向け住居マップのGo Homeへのリンクで表示される物件は、常に最新情報です。
リンクに検索条件が指定されているので、開くたびに検索を実行しています。
結論:物件は見てみなきゃわからない
インターネットのGo Homeである程度、物件にアタリを付けたら、その物件の近くの不動産業者に行ってみましょう。
実際に見てみないとわからないですからね。
物件選びには、それぞれのご家庭でポイントがあると思いますから、できるだけ多くの情報を入手するようにしてください。
2年3年、それ以上住むことになるフラットですから不動産業者の担当者と相談しながら、住み心地の良い物件が見つかるといいですね。
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※「香港の日本人向け住居マップ」でご紹介しているマンションは、ごく一部に過ぎません。詳しくは不動産業者のご担当者にお尋ねください。
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